日本各地には地域によって昔から営みの歴史があります。南北に連なる日本列島はそれぞれの場所で、環境・気候・風土に違いがあり、その中で培われてきた産業や食文化は今も静かに継承されています。それぞれの地域が生み出す食文化は、その土地の環境をもとに農水産業(1次産業)を通じて食の営みを、特産物・観光・祭事は文化と産業を形成しています。
現代において日本の人口分布は首都圏一極集中となり、全国的に少子高齢化による人口減少地域が年々増加しています。特に地場産業は若年層の人口減少が進み、後継者不足が顕著になり事業を維持継承することが厳しくなっています。地域の活性化は全国的に大きな課題であり、重要施策であるということです。
弊社では長崎県五島列島の地域活性化活動を約10年前から行っており、その他にも全国各地で同様の取り組みの現場に数多く参画しています。地域活性化の活動経験を外部のコンサルティングの立場だけでなく、直接当事者として数多く持ち合わせています。厳しい局面にも何度も立ち、課題解決に向けた活動を行ってきました。
その中で分かったことは、どの地域も課題が共通しているということです。成功している事例及び自治体をモデルに、自らの地域で活性化を目指し活動を行うところが多いですが、それぞれの環境やコミュニティの関係が様々なため、なかなか同様にはいかないことがほとんどです。
弊社ではこれまでの実践経験から、問題点や悩みについて多くを共有することが出来ます。また外食産業・飲食店のコンサルティングを約20年行っているノウハウを有し、流通や消費産業に繋ぐための「6次産業化」をはじめとした「まちづくり計画」に関する取り組みに強みを持っています。それぞれの地域の強みを見い出し、地域活性化に向けた取り組みを実践いたします。
コンサルティングのポイント
- 「地域・地元」視点を重視したコミュニケーションと合意形成を図ります
地域活性化に取り組むうえで特に重要なことは「地域・地元」の視点を持ち、地域の問題点について共に考え、共有することにあります。「地域・地元」の方々とのコミュニケーションを重視し問題点を顕在化させることで、地域にとって重要な課題解決にむけた合意形成を図ります。
- 地域の強みを見い出し、地域経済効果を高める取り組みを目指します
地域によって気候・風土・文化・産業とさまざまな地域特性を持ち合わせています。地域にとっての強みを見い出し、優先度を共有化していきながら地域の経済効果を高める取り組みをご提案していきます。
- 地域の1次産業に注目し、農水産業、畜産業をはじめとした食に関する6次産業化を提案します
地域の1次産業は全国各地の地域の気候風土によって、その特性がはっきりとしています。また多くの人たちが関わる食の分野において、飲食店のマーケティングを熟知している経験から、3次産業側の目線を持った出口戦略を主体とした実践的な6次産業化の取り組みをご提案します。
- 地域特性を整理し、地域ブランドの構築を行います
地域のもつ気候・風土・文化・産業などの地域資産の評価及び価値化を行い、地域ブランドのコンセプトを提案し、地域ブランドの構築を行います。
提供サービス
- 6次産業化計画コンサルティング
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- 地域1次産業の生産品流通を出口戦略を踏まえた6次産業化計画の策定をいたします。
- 消費地でのマーケティング分析とターゲット設定を行い、6次産業化によって流通増につながる計画を行います。
- 特産品開発・商品開発・ブランディング構築
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- 商品開発に伴いマーケティング戦略を策定し、ターゲット設定を行ったうえで商品開発設計を行い、商品ブランディングを行います。
- 地域コミュニティ・集落再生コンサルティング
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- 地域の問題点についてコミュニケーションを重視した課題解決策を提案いたします。
- 地域課題について問題点を顕在化し、地域住民との合意形成を目指し地域活性化計画を行います。
- 地域まちづくり計画・地域ブランディング計画
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- 地域まちづくり計画策定に向けた提案を行います。
- 地域ブランディングに向けたブランドコンセプト計画を行います。
- 観光誘致・観光交流・インバウンド
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- 地域主導による観光誘致・観光交流計画に向けた取り組みを支援します。
- グリーンツーリズムをはじめ、インバウンド観光、ニューツーリズムに関する計画を支援します。
- 現地調査・視察
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- 地域活性化計画に向けて現状を把握するために与件調査及び現地視察を行い、課題解決に向けた方向性を見い出し報告を行います。
3次産業(流通、外食マーケティング)の視点から、
6次産業化計画を行います
6次産業化による地域活性化を目指します