長崎県五島列島は日本の西端に位置する離島のため、水産業を主とした地域です。本州など消費地には輸送時間がかかるため物流コストと鮮度保持の問題を懸念して、特に首都圏までの流通はほぼゼロの状況にありました。
魚価の低迷や漁業者の高齢化など地域での課題は多く、地域周辺だけの消費(地産地消)では漁業の活性化は厳しい状況にありました。そこでこれまでは積極的に行われていなかった首都圏への流通に乗り出し、問題提起と検証、課題解決に取り組みました。鮮度保持の確立や食文化の違いによる受け入れの検証など、首都圏を中心に全国へ流通を行うことで五島列島の地域活性化と水産業の活性化を目指しています。